■4月10日に長居スタジアムで行われたJ1 1stステージ第4節「セレッソvs磐田」の試合ですが、1-2とセレッソの敗戦。セレッソの得点者はアキのヒールパスを受けて決めた嘉人一発のし。
■試合は立ち上がりに布さんがゴール前でフリーのミドルシュートを放つなどセレッソペースで試合は始まるんですけど、その後は次第に磐田が中盤を支配しだす。といっても、セレッソも前半は中盤は回されても引いて守るやり方でして、磐田も中盤回している割には前線にいいボールがナカナカ入らず、待ち受けているところにハイボールを入れるばかり。と、まァそんなわけでセレッソも磐田もゴール前での勝負はほとんど無かったんですが、こういう展開になると、やっぱり差が出るのはセットプレーとチョットした集中力の差ですかねえ。セレッソゴール前のフリーキックをグラウのキックフェイント。これに対しオフサイドのタイミングで壁の裏に突入する磐田の選手。テレビじゃ分からないんですが、実はグラウのタイミングで間接ゴールだとオフサイドになる二重のトリックだったんですねえ。芸が細かいちゅうかなんちゅうか。そんなわけで名波の直接を決められて失点。ボールの出所が見えなかったのかセルフジャッジをしてもうたのかは知らんけどね。さらに7分後には今度はモリシのハードチェックをファールととられモリシが主審に猛講義している隙に西がリスタート。フリーキックを受けたグラウに決められてまたしても失点。西はこの試合、これしか仕事してないくせして、クソっ。そんな狡すっからい手を使いやがって。ムカつくんじゃ、ワレーってなモンでしたが、セレッソはそんな自暴自虐になることもなく、ムリに大雑把な攻めに出て逆にボールを失うような事もせずキッチリと丁寧に繋いで攻めるんですが、如何せん磐田がそんなにやって後半までつづくんかってなぐらいのハイプレッシャーを掛けてきたのと磐田に比べるとやっぱりセレッソのプレーの精度が落ちてましてナカナカ反撃も機能せずに前半は終了。
■後半になるとコケコケの突破を中心にしてセレッソが立ち上がりに2つ決定機をつくるも決められず。この試合ではコケコケが主に左サイドで西と対決してたんですが、西に何も仕事をさせずに途中交代に追い込むなどコケコケの完勝。初めてのポジションとは思えぐらいいい仕事をしてましたが、でもやっぱりコケコケにはFWをやってもらいたいですがね。その後も気持ち的に引いてしまっている磐田を相手にセレッソがハーフコートに追い込んで攻め続け72分に嘉人のゴールで一点差。スタンドもにわかに活気立ち、時間はマダマダあるし、これからやってのに、前半どうようにゴール前の勝負がねえ。勝負出来そうなシーンはあるんですが、なぜかシュートって選択肢に至らないというか、パスや横ドリブルばかり。なぜソコに来て蹴っちまわないんだと。相手が引いてるんでシュートコースが消されてるからってのもあるんでしょうけど蹴らなかったら絶対ゴールは割れないわけだし。勢いを付ける為だけの理由でもムリシューを蹴って欲しいわけですよ。特にモリシには激しく猛省していただきたい。と、そんな感じでチャンスはつくるんですが決定機どころかシュートにも至らず試合終了。
■この試合で気になったセレッソの選手は、まずはアキですかねえ。ヘディングの強さが昔に比べてなくなっちまった感はある…、というか磐田のバックスは決してヘディングは強くないハズなんですが…。ですが、ソコが気になったというより、ポストプレーの方ですよ。もう、すんばらかしい。2000年の絶好調時を彷彿とさせるプレーの数々ですがな。相手を背中にボールを受けても自力でターンして縦に突破のパスが出せるポストプレーヤーなんてそうは居ねえっすよ。ワールドカップの盲腸とかそのアタリからパフォーマンスが落ちてましたが、2000年時のトップフォームに戻りつつある気がする。こりゃ期待できますがな。
■それからウエミーを追い落とした格好になった千葉ですかねえ。ラインのコントロールはカブラルがやってましたけどいい仕事をしていたと思う。ラインを高く上げるにはスピードのあるバックスが欲しいって事なんでしょうか。これからはウエミーと激しいレギュラー争いが続くんでしょうなあ。こっちも期待大。
■そして鈴木相手でもあっけなく抜き差って振り切るコケコケのスピードはやっぱり魅力的ですわ。突破力があるんでサイドで使いたい気持ち分からんでもないですけど、あの突破力をセンターで使える選手になって欲しい。もっと言えばこじんまりした普通の選手にするんじゃなくてサイドで抜くのは当たり前、センターで抜いてこそって選手になって欲しいわけですよ。注文は高いですが彼はソレが出来るようになる選手だと思う。個人的には。
■最後に試合の総括としては前節に比べたら、チームは圧倒的によくなってるし、以前の出来はそれほど悪いって分けでもないけどよくも無くなんとなくもやもやしたものが漂うチームが、選手間のコーチングも危機感からかずいぶんと積極的になってるし、出来の悪い時間帯にも焦らず落ち着いて対応できるようにもなってる。そういう意味では戦えるチームにやっとなったかな、と。磐田の出来はさまざまな理由で決して良くは無かったですが、開幕以来連勝中の磐田相手に試合の結果で負けても試合の内容では勝ったってのは、やっぱり自信にもなると思う。結果として、この試合で勝ち点は失いましたが、それ以上の大事なものをセレッソは得たんじゃないかと。後で顧みたときに今年のターニングポイントになる試合にして欲しいところ。